メンタルヘルス(こころの健康)とストレスの話

メンタルヘルスってなに?

最近よく聞く「メンタルヘルス」という言葉。

一瞬「こころの病気のこと?」と思う方も多いのではないでしょうか。

メンタル=こころ、ヘルス=健康。そのままですが「こころの健康」を意味します。

人は大きなストレスにさらされると、こころも身体も病んでしまいます。

そうなる前に、普段から自分自身でいかにストレスをコントロールするかが重要になってくるのです。

そこで、私たちの「こころの健康」を取り巻く社会状況やストレスのしくみ・様々な対処法について

何回かに分けてご紹介していきたいと思います。

 

メンタルヘルスを取り巻く社会状況

うつ病100万人時代(下図のオレンジ部分)と言われるようになってからだいぶ経ちますが

厚生労働省の資料を見ても分かるように、その数は増加の一途を辿っています。

その背景には、ここ10数年の日本の大きな環境の変化があります。

少子高齢化、所得格差、倒産やリストラなど、会社は最小限の人数で生産性を上げなくてはならなくなりました。

過重な労働負荷から大きなストレスがかかり、心身の健康に問題を起こす人が増える結果となったのです。

今後は日本の人口減少に伴って労働力人口も減り、様々な国籍の人やAIとの協働社会にも変化していく事でしょう。

それに伴うストレスは、また今とは違ったものとなるかも知れません。

また、日本では自殺者数が多い事も大きな社会問題です。

減少傾向にはありますが、3万人という数字は自動車事故の6倍と言われています。

WHOでは日本の変死者は年間15万人と見ており、その中に自殺者が含まれるとして実際には3万人より

多いと言われています。

過労自殺についてもその報道を目にする事があると思います。

1999年に労災として過労自殺が認定され、新しい労災認定指針が国から出されています。

労災認定事項をチャート化する事により、従来よりスムーズに認定作業が行われるようになったのです。

これによってメンタル不調に陥った労働者が労災申請をするケースも増え、メンタルヘルス対策に取り組む企業が増えました。

そもそもストレスってなに?

「ストレス」と聞くとなんとなくイライラした状態や、ひどく落ち込んだ状態を想像しますよね。

そもそも「ストレス」とはなんでしょうか?

元々「ストレス」は、「圧力」や「圧迫」を意味する工業用語でした。

生理学者のハンス・セリエ博士がストレス学説をイギリスのネイチャー誌発表した事から、現在の意味として使われ始めたのです。

まずストレスはイライラの原因である「ストレッサー」と、それによって起こる「ストレス反応」とに分けられます。

ストレッサーには

物理的なもの…暑さ寒さ・騒音・気圧

科学的なもの…空気汚染・嗜好品

生物学的なもの…ウィルス・花粉

社会的なもの…人間関係・仕事・家族

ストレス反応には

良いストレス…感動して泣く・モチベーションが上がる

悪いストレス…身体的なもの(めまい・発汗・動悸)と心理的なもの(不安感・イライラ・無気力)

・・・などがあります。

 

社会的なストレスについて (以下「ストレス」として一括りに説明します)

 

人間は、狩猟をしていた時代は外敵(獣)から狙われる事が最も大きなストレスでした。

その為太古の昔から

●動物からの攻撃⇒アドレナリン(別名:闘争ホルモン)が体内に出る⇒闘うか逃げるか、その状況に対応する身体の準備が整う

というように「自衛のための反応」が瞬時に起こるように出来ているのです。

この反応は外敵がいなくなった時点で解消しますが、上図のような「社会的なストレス」は長期的なものが多く

排除が難しいのです。その為、過多になると心身症神経症などの病気になってしまうのです。

 

ストレスが引き起こす病気

神経症…心に原因があり、心に症状が出る

心身症…心に原因があり、身体に症状が出る

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