人と話すのが苦手!~コミュニケーション技法のいろいろ~
目次
人と話すのが苦手な方へ~コミュニケーション技法~
ラ・ポール (rapport) とは臨床心理学の用語で、人と人との心が通い合った状態を言います。
フランス語で「橋をかける」という意味で、相手と自分との間に橋が架かっている状態、
相手を受け止め、相手とのあいだに信頼感を創り出すこと、相手とこころの回路をつなぐことを言います。
ラポールを築くためのテクニックとして、NLP (神経言語プログラミング)では
ミラーリング、ペーシング、キャリブレーション、バックトラッキングなどを紹介しており、
これらのテクニックを用いることで、相手と早く信頼関係を築くことができると提唱しています。
方法は簡単です。相手が無意識でやっている生理的現象や行動をトレースするだけ。
・呼吸を合わせる(スピードや深さ)
・姿勢を鏡写しのように合わせる
・仕草を合わせる
・話し方を合わせる(スピード、声のトーンなど)
・言葉の使い方を合わせる・・・・・・・・・・・など
日常生活でも、何気なく他人と呼吸を合わせる(無意識レベルでの同調)ように会話を心掛けると
ラポールのトレーニングになります。
気を付けよう!人との距離感
人には、パーソナルスペースという見えないバリアがあります。
このゾーンに入って相手の状態を観察すれば、あなたをどう思っているのかわかるかも知れません。
インティメットゾーンー範囲15㎝~46㎝・家族や恋人、親友など親密な関係
パーソナルゾーンー範囲46㎝~1.2m・会社の同僚など顔見知り
ソーシャルゾーンー範囲1.2m~3.6m・初対面の人
パブリックゾーンー講演など大勢の人とやりとりするとき
相手のからだのサインやしぐさにも気を付けよう
会話をしながらも、相手の体のサインやしぐさにも気を付けながら話を進めると良いかも知れません。
以下の図の説明を参考にしてください(あくまでも傾向です)
クイズ!
正解!
苦手な人と会わなければならない時
それは…上図に描きましたが、「好きな食べ物」や「大好きなこと」を思い描きながらその「苦手な人」と話をすることです!
人間は、好きなものを想像したときに瞳孔が少し開いて黒目がちになると言われています。
相手は自分に好意的かそうでないかを敏感に察知しますので、こういった方法で話をすると好感を持ってもらえる可能性が
高くなるのです。
ビジネスの交渉の場など、緊張する場面で応用してみるのも良いかも知れません。
おまけ
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