e-Gov(イーガブ)電子申請・算定基礎届
目次
社会保険(算定基礎届)の電子申請の方法
今回は士業向け向けなのですが、備忘録も兼ねて社会保険の電子申請方法について書きたいと思います☆
社会保険の電子申請は、雇用保険と違って少々複雑です・・・
事前準備
1.送付されたCDから最新のデータを届出プログラムに取り込む
1. まずは届出作成プログラムをダウンロードする
↑ダウンロード済みの方は最新かどうかを確認
2. 年金事務所から送られてきたCD(賞与や算定の度に送付される)をパソコンで読み込む
これは事前に電子申請で届出する旨を年金事務所に届け出ている場合のみ郵送されるCDで
無い場合でも直接入力は可能(後ほど)
3. CDと一緒か、もしくは別送されたパスワードを入力する
↑こんな感じのファイルがデスクトップに現れる
中に「SHFD数字.DTA」というファイルがあるので
それを下の「データ取り込み画面」のファイルで指定する
4. データの取り込み
保存して終了をクリック
「はい」をクリックして保存終了
2.添付する書類をまとめてPDFにしておく(JUST PDF)
算定や賞与の場合、総括表を添付する必要があるのですが
これをまた別に電子申請するのが面倒(何故か別々の手続き扱いになっている)なので
吉之介は「JUST PDF]というPDF作成ソフトで総括表(手書きしたもの)と代行証明をまとめて1つのPDFにしてしまいます☆
PDFにしたいファイルをドラッグ&ドロップ(マウスを押したままアイコンを入れたい場所へドラッグする)して
「ファイルを統合して1つのPDFにする」を選択→GOをクリック
保存したい場所を指定すると2枚が1つのPDFになって保存されます(何枚でも1つのPDFに出来る)
PDFを作るだけなら安価なソフトなのでお勧めです☆(PDFの内容を修正する場合にはグレードの高い方になる)
ジャストシステム JUST PDF 3 (データ変換) |
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電子申請プログラムを作成
では次に、算定基礎届を電子申請プログラムで作成していきます☆
1. 届出作成プログラムを開き、「最初から」をクリック
2. 左上にある手続きをクリック(今回は算定基礎)
3. 事業所と従業員を呼び出して、必要事項を入力
↑事前に登録した事業所を呼び出し、個々の従業員の算定給与額を入力
従業員情報の入ったCDが無い場合には、すべて手動で入力
※事前に事業所などを登録する場合はここから・・・・
↑ちなみに事業所等の事前登録はこの画面から行います
4. 上部に打ち込んだ内容が横並びに出てくるので確認
↑内容を確認したら入力終了
5. 電子申請の提出ファイルを作成する
↑今入力したものを提出用ファイルにします
右上の「提出用ファイル作成」を選択すると下のようなファイルが作成されるので
分かりやすい場所へ保存
6. 提出先を選択
↑この画面が開くので、提出先を選択してOKをクリック
7. CSV総括票が作成されるので印刷する
↑CSV総括票が出来上がりました!
必ず印刷してください(後で使います)
印刷が終わったら「キャンセル」を押して終了です
e-Govで電子申請
ネットでHPを開いてみましょう☆
1. イーガブを開く
2. パーソナライズにログイン(作成画面が開くので、必ず開設しておきましょう!)
余談:これ、電子申請が新しくなってから出るようになった画面なのですが
吉之介も良く分かりません。。。「はい」をクリックしてOK↓
↑パーソナライズにログインする
↑パーソナライズ画面はこんな感じ
算定基礎の電子手続きを行う
1. 申請書を作成
1. 手続きを選択(今回は算定基礎届・似たような名称の手続きがあるのでご注意を)
まずは一番上の「申請書を作成」するをクリック
2. CSV形式届書の画面が開くので、最初に印刷した総括票の内容を入力
紙の通知は、電子申請した案件をうっかり忘れていた時に助かります!
添付書類は郵送で別に送るか、この手続きで電子添付してしまうか、どちらかを選択してください☆
3.. 電子署名をして次へ進む
4. わかる場所へ保存
5. この画面になるので、「引き続き~作成」を選択
2. 算定基礎届を添付する
1. この画面になるので、「添付書類署名」をクリック
2. ここで、電子申請プログラムで作成した算定基礎届のファイルを添付する
3. 保管をクリック
4. 預かり票が出来るので、ダウンロードする(名前は変えない)
5. いったん終了する
3. 任意の添付書類を添付する
1.元の画面に戻るので、二番目の「添付書類署名」をクリック
2. 事前準備で作成したPDFの総括表と代行証明をここで添付
署名して次へ進む→上書き確認が出るのでそのまま「了解」
3. この画面が出るので、「これまで作成した申請書類をe-Goveに保管します」をクリック
4. 先ほど⑪で作成した預かり票を指定して、そのまま上書きする
5. 預かり票が再度発行されるのでダウンロードする
6. ここで、預かり票の名前を変更しておく(頭に数字をつけるなど)
これで、CSV総括表+算定基礎届+総括表(手書き)+代行証明の全部がいったん申請待ちとなりました☆
3.申請書を送信する
1.最初の画面に戻るので、最後の「申請書送信」をクリック
2.預かり票の指定画面になるので、先ほどの頭に「2」を付けた方の預かり票を指定する
3.預かりに入っている書類が提示されるので全部選択する
4.事業所の基本情報を入力する(最後の余談の所に詳細を記載)
5.次にこの画面が出るのでこれはスルー
賃金台帳や代行証明を添付していました。もれなく補正が入って差し戻されるのでご注意下さい。。
ここは電子証明が必要でなり書類を添付する場所らしいです
6.提出する
7.到達内容が表示される
必ず印刷してパーソナライズに登録しておく
※パーソナライズに登録をしておかないと、ここにある長い問い合わせ番号をいちいち入力する事になる
パーソナライズの確認
余談
1.よくパーソナライズにログインしようとするとこの画面が出ます。
前回にきちんと終了しなかった事が原因なのですが、OKを押して再度
ログインIDとパスを入力すれば問題なくログイン出来ます!
社会保険は最初の届出書作成プログラムでファイルを作成するのも、電子申請するのも手間がかかります。。。
雇用保険のように、紙媒体と同じ様式に入力していく方法に変更してもらいたいです。。。
吉之介は、紙で提出する事の方が圧倒的に多いです。
電子申請はいつ完了するかも分からず、予定が立てにくい。
遠方の手続きの場合には便利ですが。。。
あともう一つ余談ですが、電子申請したものを訂正する時は用紙での申請となります
事業主・社会保険労務士のためのe-Gov電子申請利用の手引き 社会保険・労働保険編 /労働新聞社/東京都社会保険労務士会 |
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